どうもガシMAXです。
ここのところvSphere Web Clientを触る機会が多くなってきたんで、
このWeb Clientについて説明したいと思います。
・vSphere Web Clientとは何か?
Web Clientとは仮想環境にアクセスするインターフェースを提供します。
そもそもこのWeb Client自体は何年も前からあった製品のひとつですが、
私は今までvSphere Clientを使用する機会の方が多かったのです。
基本的に提供される機能はvSphere ClientもvSphere Web Clientも
一緒ですが、見た目的には結構違いますし、どちらも仮装環境にアクセスする
という点においては同じですが、操作感や細かい点で、できることが違ってきます。
・vSphere ClientとvSphere Web Client違いについて
細かい機能の違いはありますが、大きい違いは以下の点ではないでしょうか。
1.Web Clientはインストール不要
管理PCに対してvSphere Clientは製品をインストールが必要であるのに対して、
vSphere Web Clientはブラウザからのアクセスとなるため、インストールが必要ない。
2.管理画面の見た目が違う
vSphere ClientもvSphere Web Clientも仮装環境にアクセスするためのもの
ですが、管理画面の見た目が以下のように違います。
ただ、この見た目の違いは慣れの問題なので、触っていればすぐ慣れます。
vSphere Clientの画面
vSphere Web Clientの画面
3.ネットワークの設定
vSphere Clientでは新たに仮装環境を作る時にネットワークの設定も全て
vSphere Clientからできましたが、vSphere Web Clientではネットワークの
一部の設定はESXに直接接続して設定しないとできないようです。
個人的にはこの部分が少し微妙だと感じましたが、逆にvSphere Web Clientで
なければ実現できない機能もたくさんあるようです。
・今後の流れについて
VMwareは今後はvSphere Clientではなく、vSphere Web Clientに一本化
していくと何年も前から宣言していますので、新しいバージョンのvSphereを
使用するのであれば、vSphere Web Clientを使うことになるので、慣れていた
方がいいでしょう。