クラウド関連技術ブログ

Cloud Days 九州 2014!!

投稿日:2014/06/18カテゴリー:

福岡ファッションビルで、Cloud Days 九州が開催されます。

FL.OPSのブースでは、「baserCMS × FL.OPS」「運用監視」「cloudThrow」のデモを実施します。

興味のある方は、是非、見にきてください。

さて、今回は「baserCMS × FL.OPS」の構成についてご紹介します。

baserCMSは、CakePHPを使ったCMSですので、一般的にはこのような構成になります。

 

■一般的な構成

  Webサーバ:Apache+mod_php

  DBサーバ:MySQL 

 

アクセス数がそれほど多くない場合は、この構成でも十分なケースもありますが、 規模の大きいサイトでは、性能不足で閲覧できなくなることもあります。 そこで、「baserCMS × FL.OPS」では次のような構成にしています。  

 

■FL.OPSでの構成

  リバースプロキシ:Nginx

  Webサーバ:Apache+mod_php 又はNginx+php-fpm

  DBサーバ:MariaDB 

 

一般的な構成と大きく違うところは、リバースプロキシにNginxを使う部分です。

 

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リバースプロキシは、「Nginx」の他にも「Squid」「Lighttpd」「Apache」「Varnish Cache」 などが有名です。 FL.OPSでは、Nginxのキャッシュ機能が性能面で優秀であることに着目しました。 リバースプロキシを使うことで、次のようなメリットがあります。

 

 ・キャッシュによるページ表示の高速化

 ・スケールアウトの簡易化

 

CMSでは、通常、アクセスを行う度にDBアクセスが発生します。 所謂、固定ページで構成しても、なんらかのDBアクセスが行われます。 そこで、前段としてリバースプロキシを設置して、効率的なキャッシュ生成を行うことで、 DBアクセスを最小限に止めることにしました。

また、アクセス数の増加をスケールアウトで対応したい場合も、リバースプロキシ を増やすだけで対応できます。

 

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今回、Cloud Daysのデモサイトでは、WebサーバにApacheを採用しています。

ApacheよりもNginxが早いのでは?という声が聞こえてきそうですが、実際は単純に 優劣がつくものでもありません。 いろいろと検索してみると、Apacheの方が良い結果だったという方が少なからず います。

この辺りは、コンテンツの作り方や内容次第です。 また、Apacheを前提に作られたCMS等をNginxで動かす場合、Rewrite処理が複雑化 することも多いです。 「.htaccess」を前提にしたものでは、特にその傾向があります。

 

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最後に、DBで採用したMariaDBについて。 MariaDBは、オラクル社のMySQLからフォークしたDBです。 先日、Redhat Enterprise Linux 7がリリースされましたが、標準DBがMySQLから MariaDBに変わりました。

MariaDBは、MySQLとほぼ同じ機能をもちつつ、さらに進化したストレージエンジン を持っています。 マルチスレッドやマルチソースレプリケーションも使えます。 Cloud Daysのデモでは、細かい設定やチューニングを行っていませんが、実際に ご提供する際は、環境に応じて対応します。

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