皆様、おはようございます。
FL.OPSの中の人その2、DAO(だお)です。
6月13日に開幕し、ドイツの優勝で幕を閉じたFIFA ワールドカップも昨日で終わりましたが、FL.OPSの本拠地である博多は、まただまだ熱い!!です。
と言うより、今この瞬間が一年で最も熱い時ではないかと思われます。
なぜ熱いのか…
それは、博多の夏の神事「博多祇園山笠」のフィナーレである、追い山が今まさに行われているからなんです。
夜も明けきらないとても厳かな雰囲気の中、静から動へ移り変わる瞬間、そして博多の総鎮守である櫛田神社に高らかと響き渡る「祝い目出度」
「魂が震える」と表されるこの神事は、本当に感動できます。
もし、生でご覧になったことがない方は、一度櫛田神社に足を運んで頂き、この熱い神事をご覧になってみて下さい。
…と、まったく関係ない話を熱く語って終わってしまいそうな勢いでしたが(笑)
これからが、このブログの本題です。
今まで私のブログは、ITILについてお話しをさせて頂いておりましたが、サイトリニューアルと共に心機一転ということで、今回からセキュリティについてお話をさせて頂きたいと考えております。
その最初のお題として、本日から数回に渡って、最近私が自社で行いました、「ウイルスバスターコーポレートエディション」のバージョンアップについてご説明させて頂きます。
今回のAgendaは以下のとおりです。
- バージョンアップに際して考えること
- バージョンアップの流れ
1. バージョンアップに際して考えること
「バージョンアップ」を行うに際して、まず最初に「バージョンアップの方式」を検討する必要があります。
バージョンアップ方式は、単純に考えて、以下の2種類に分かれます。
- 既存のウイルスバスターCorp.サーバをそのまま利用し、バージョンアップを実施する。
- 新規ウイルスバスターCorp.サーバを構築し、既存サーバと置き換える。
「えっ、それだけ?」と思われた方も多いと思いますが、意外とここが重要だったりします。
上書きのバージョンアップなのか、新規サーバとの置き換えなのかによって、費用や手順、そしてIPアドレスやホスト名を使いまわすためにひと手間必要だったりと、色々と変わってくるのです。
弊社の場合、2番を選択しました。
その理由は、以下の2点にあります。
- 今回のバージョンアップに際して、製品のグレードを変更した。
⇒現行のサーバはそのままで運用し、別途サーバを構築して、動作検証を行う必要があります。 - ウイルスバスター コーポレートエディションのサーバ(Corp.サーバ)が、Windows Server 2003 上で動作している。
⇒奇しくも来年の本日である、2015年7月15日に、Windows Server 2003のサポートが切れるため、既存サーバをこのまま利用できない。
それぞれにメリット・デメリットがございますので、バージョンアップする環境において、最適な方式を選択して下さい。
また、バージョンアップに際しては、OSやサーバのスペック等がウイルスバスターCorp.サーバの要件を満たしているか、必ず確認を行ってください。
2.新規サーバを利用したバージョンアップの流れ
新規サーバと既存サーバの" コンピュータ名 "や" IPアドレス "の変更の有無によって手順に一部差異がありますが、基本的には以下の流れにてバージョンア
ップを実施します。
【バージョンアップ手順】
⇒Server Migration Tool を利用して既存サーバから設定をエクスポートします
STEP2. 新規サーバへウイルスバスター Corp. サーバを新規インストールする
⇒新規構築したサーバにウイルスバスターCorp.サーバをインストールします。
バージョン:10.6
STEP3. 新規のウイルスバスターCorp. サーバに設定をリストアする
⇒Server Migration Tool を利用して既存サーバからエクスポートした設定をインポートします。
STEP4. 検証用クライアントを用意し、動作確認を実施します。
⇒ウイルス検知時の振る舞いなどを確認します。
STEP5. ウイルスバスターCorp. クライアントを移行する
⇒既存サーバを利用しているクライアントを、すべて新規サーバの配下に変更します。
今回はここまでにします。
次回は、このバージョンアップ手順に従い、実際にウイルスバスターCorp.サーバを構築していきます。