どーも!
FL.OPSの中の人その4、ウッシーです。
からの続きです。
今回は、自動化の第1弾として「監視対象機器の自動登録」について、
ご紹介します。
「Zabbix」で監視対象機器を自動で登録する機能には、以下の2種類があります。
① Agent自動登録
② ディスカバリ自動登録
「② ディスカバリ自動登録」は、
指定したIPアドレスの範囲を検索し、特定の条件に合致した機器を
自動で登録する事ができます。
ただ、これではパブリッククラウドのように、IPアドレスの範囲が
指定できない環境で使用するのは困難です。
一方、「① Agent自動登録」は、
Zabbixエージェントのアクティブチェックという処理を使用して、
機器を自動で登録する機能です。
(対象機器に対して、Zabbixエージェントの導入が必須です。)
この機能であれば、パブリッククラウドのサーバに対しても有効ではないか!!
という事で、「① Agent自動登録」に決定です!!!
早速、実際にやってみましょう!!!!
まずは、Zabbix画面の設定です。
[設定]-[アクション]画面で、右側のイベントスースを[自動登録]に変更し、
[アクションの作成]ボタンを押します。
[アクションの設定]画面の[アクション]タブでは、任意の名前を指定します。
(件名やメッセージは、メッセージの送信時に使用する設定なので、今回は特に変更しません。)
[アクションの設定]画面の[アクションの実行条件]タブでは、
以下の条件が設定可能です。(V2.0では、、、)
・アクティブチェックにて通知されるホスト名に特定の文字列が含まれる場合(または含まれない場合)
・特定のプロキシ経由で通知された場合(または通知されなかった場合)
[アクションの設定]画面の[アクションの実行内容]タブでは、
先程設定した実行条件に合致した場合に、実行する内容を設定します。
今回は、機器の自動登録なので、以下を指定します。
・ホストを追加
・任意のホストグループに追加
・任意のテンプレートとリンク
これで、Zabbix画面の設定は、終わりです。
あとは、対象サーバに「Zabbixエージェント」をインストールし、
設定ファイル「Zabbix_agentd.conf」の”ServerActive=”に
Zabbixサーバを指定すれば、自動登録されるはずです!!!(笑)
はず???
そうなんです、、、
現在、FL.OPSで使用しているバージョンは、「2.0」なので、
アクションの実行条件が「ホスト名」または「プロキシ」だけしか指定出来ません。
つまり、「ホスト名」にOS種別等が識別できる文字列がないと、
ホストの追加は出来ても、OS毎のテンプレートをリンクする事が出来ません!!!
こんな悩みを解消してくれるのが、Zabbix君の良いところ!!!
前回紹介した最新バージョン「2.2」からは、
「HostMetadata」という情報を指定する事が可能となっています!!!
なので、実際にやってみる前に、
「Zabbixサーバのバージョンアップ(2.0→2.2)」をやります!
という事で、次回は、「Zabbixサーバをバージョンアップ(2.0→2.2)した!」です。。
その後、「監視対象機器の自動登録を実際にやってみた!」って流れで進めていきます!
ではまた!!