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こんなものまで仮想化???パッケージ作成編

投稿日:2015/02/08カテゴリー:

どうもガシMAXです。

前回は、アプリケーションの仮想化、ThinAppについて概要をお話ししました。
今回は、実際のアプリケーションの仮想化手順についてフォーカスしていきたいと思います。

事前準備として、まずはVMware Viewの環境に仮想アプリケーション
作成用の仮想デスクトップを新規に作成します。

前提条件として、最低限のOSアップデート以外、アプリケーション等
がインストールされていないクリーンな状態のデスクトップ環境が
必要だからです。

クリーンな状態のデスクトップ環境が準備できたら、いよいよThinApp
のインストールをやっていきます。

【ThinAppインストール】    
1.ThinAppのインストーラを実行(
VMware-ThinApp-Enterprise-4.0.4-204871.exeなど
2.ライセンスに同意し、シリアル番号を入力    
3.Installをクリック    

ThinAppのインストール自体はこれで完了です。
では続いて、アプリケーションのThinAppでパッケージ化してみましょう。

【アプリケーションのキャプチャ】    
1.クリーンマシンのベースラインイメージのスキャン → キャプチャするアプリケーションをインストールする前にマシンをスキャンする
    1.1 全てのプログラム>Vmware>ThinApp Setup Capture
    1.2 Next>Scan>Next>下図のウインドウが表示されたらウインドウを最小化
    
(この状態でキャプチャするアプリケーションをインストールするため)

ThinApp002.jpg


2.ThinAppでキャプチャするアプリケーションをインストールする    
    2.1 キャプチャするアプリケーションをインストールする
3.アプリケーション固有の設定    
    3.1 キャプチャする固有の設定があれば、設定を施す
4.アプリケーションインストール後のスキャン → ThinAppでは初期のベースラインイメージとこのイメージの差分を判定します。    
    4.1 SetupCaptureを最大化し、アプリケーションインストール後のスキャンを開始する
5.実行ファイルの圧縮、サンドボックスの場所、アプリケーションへのドメインユーザアクセスなどの領域をカスタマイズする    
  ThinAppパラメータの構成    
    5.1 デフォルトで進める
    5.2 下図のウインドウで、msiファイルとしてパッケージを作成する
    
(exeファイルだけでもOKだが、次回msiファイルを使ってViewAdministratorで配信するため) 

ThinApp003.jpg

6.配布用仮想アプリケーションパッケージのビルド    
    6.1 デフォルトで進める
7.パッケージ完了

今回はmsiファイルとしてパッケージ化する手順になっていますが、
exeファイルとしてパッケージ化することも当然可能です。
msiファイルだろうが、exeファイルだろうが、試しに使ってみるのは
とても簡単で、仮想アプリケーションを実行したい環境にパッケージ化

されたファイルを任意の場所に保存して実行するだけです。
(exeならそのまま実行されるし、msiなら対象の環境にインストールされます。)
これで、仮想アプリケーションの完成です。手順自体はとても簡単です。
しかし、仮想化の対象となるアプリケーションが本当に仮想化できるのか、
また、仮想化して実際に使用できるのかは検証が必要です。

以上、ThinAppパッケージの作成の手順でした。次回はこのパッケージを
任意のデスクトップに配信する手順を紹介したいと思います。

でわ

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