どうも、ガシMAXです。
気付けば街はクリスマに向けてイルミネーションが点灯し、
もう少しすれば街中クリスマスソングが溢れかえっているのでしょう。
ボチボチ計画的に動かないと今年は結構ヤバい気がします。大掃除と年賀状。。。
さて、前回はVMwareの仮想化について概要をお話ししました。
今回はもう少し深く掘り下げたいと思います。
VMware vSphereとは
VMware vSphereとはVMware ESX/ESXiやVMware vCenter Serverなどの
仮想化プラットフォームを実現する製品や機能をソフトウェアスイートの総称です。
具体的には下記のような製品、機能から構成されます。
名称 | 機能 |
VMware ESX | ハイパーバイザー |
VMware ESXi | ESXの基本機能に限定した無償で使用できるハイパーバイザー |
VMware vCenter Server |
仮想インフラを統合管理し、仮想マシンのデプロイやリソースの監視、 |
VMware vSphere Client | ESXやvCenterを操作するアプリケーション |
VMware vMotion | 稼働中の仮想マシンを、他の物理マシン(ESX/ESXi)に手動で引継ぎできる機能(ライブマイグレーション) |
VMware vSphere Data Protection | 仮想マシンのバックアップを提供する機能 |
これらの機能はvSphereの機能の一部ですが、こういった機能、製品群から仮想化プラットフォーム
が実現されています。
ソリューション
それでは仮想化プラットフォームが実現するソリューションにはどういったものがあるのでしょうか。
ぱっと思いつくだけでも以下のような用途で利用できます。
提案資料作成時の一助になるかなぁ?ならないかなぁ?ではいってみましょう。
異なるOS環境のサーバ統合、集約
部門別、目的別に増え続けてきたサーバたち。無駄に場所を取り、各サーバで持て余しているリソースを
有効活用できず、管理も容易ではない。こういった状況だと以下のようなメリットが挙げられます。
・Windows、Linuxなど、異なるOSも同じハードウェアの上で動作するため、高い集約率を実現できる
・物理サーバのリソース(CPU、メモリ、ディスク)を効率良く利用でき、費用対効果の最適化を図れる
・場所の節約、消費電力削減、一元管理による運用・保守費用の削減
テスト環境への適用
ちょっとしたテストをしたいのに、本番環境を使うわけにもいかない。だからといって開発環境
も中途半端に本番に近い形で運用されているので、テストし放題というわけではない。
こういったことってありませんか?そんな時こそ仮想環境です。
・余剰リソースでテスト環境を構築できる(テスト環境用にハードを購入しなくてよい)
・VMwareのテンプレート、クローン機能を利用し、容易かつ短時間でテスト環境を準備できる
・不具合が発生してもスナップショット機能により、不具合発生前の状態に戻すことが可能
業務継続性の向上
業務の継続性は向上させたいが、全てのサーバに同一構成の待機系サーバを用意するのは、予算的
にも場所的にも現実的ではありません。しかしVMware vSphere HA機能を使うことで、業務停止
時間を最小限にすることが可能です。(障害発生時に正常な別サーバ上で自動的に再起動する。)
・既存のシステムはもとより、クラスタ非対応のアプリケーションにも対応しているため、本格的
なクラスタシステムを構築せずにコールドスタンバイ相当の可用性を実現可能
ディスクリソース管理の向上
システム構築時に、将来のデータ量増加を想定して仮想マシン毎にストレージ容量を確保すること
大量の空きディスクが発生します。vSphereのThinProvisioning機能を使用することでストレージ
全体をプール化し、それぞれの仮想マシンが必要とするストレージ容量だけを割り当てることで、
ストレージ容量を有効に活用できます。
・使用する範囲のストレージ容量を確保し、残りをプール化することによって、ストレージ容量を
有効に活用することが可能
以上、ソリューションの欄で記載した内容で困っている場合は、VMware vSphereを提案してみては
いかがでしょうか?
次回はVMware Horizon Viewについてお話ししたいと思います。
でわ