どーも!
FL.OPSの中の人その4、ウッシーです。
今年も残すところ5日になりましたね。早いものです。。
皆さん、2013年はどんな1年でしたか??
私は、「Zabbix尽くしの1年」でした!!(笑)
という事で、最後まで「Zabbix」で突き進みます!!
前回は、「監視対象機器の自動登録」という事で、
2つの機能を紹介しました。(前回の記事はこちら)
そして、今回は、より効果的に自動化するために、
まず「Zabbixサーバをバージョンアップ(2.0→2.2)しよう!」と思います。
もちろん「Zabbix SIA」から配布されているRPMパッケージを利用します!!
① 環境確認
まずは、現在の環境の確認です。
OSは、「CentOS 6.4 (64bit)」です。
Zabbixは、「v2.0.8」です。
Zabbixのバージョンは、以下のコマンドで確認できます。
② バージョンアップ要件の確認
以下のサイトに記載されている要件を確認します。
<https://www.zabbix.com/documentation/2.2/manual/installation/upgrade_notes_220>
<https://www.zabbix.com/documentation/2.2/manual/installation/upgrade_notes_221>
ふむふむ、、、
PHPのバージョンが「5.1.6以降」から「5.3.0以降」に変更されていますね。
MySQLのバージョンも「5.0.0以降」から「5.0.3以降」に変更されています。
という事で上記要件を満たしているか確認しましょう。
問題ないですね。良かった良かった。。
③ Zabbixサービスの停止
バージョンアップ前にZabbixサービス「zabbix-server」「zabbix-agent」を停止します。
④ Zabbixのマイナーバージョンアップ「2.0.8⇒2.0.10」
「2.0.8」から直接「2.2」へのバージョンアップはダメみたいなので、
一旦「2.0」の最新マイナーバージョンである「2.0.10」にアップデートします。
# yum update zabbix zabbbix-web zabbix-get
上記実行後に、再度Zabbixバージョンの確認です。
これでOKですね!RPMパッケージも全て「2.0.10」になっています!
⑤ Zabbixのメジャーバージョンアップ「2.0⇒2.2」
注:本番環境等の場合は、必ずDBや設定ファイルのバックアップを事前に取得して下さい!
(今回使用しているサーバは、クラウド環境を利用しているので、スナップショットを取ってます!)
いよいよです!!!
まずは、ZabbixのRPMパッケージを「2.2」に更新します。
そして、以下のコマンドで「2.2」にアップデートします!!
# yum update zabbix zabbbix-web zabbix-get
ん、、、??
何か警告が出てますね!!
上記エラーを調べてみると、
「2.2」用の設定ファイルが「zabbix_server.conf」に上書きされず、
「zabbix_server.conf.rpmnew」として追加された事を意味しているようです。
なので、diffコマンド等で差異を確認し、
「2.2」で追加された設定を行いたい時は、手動で設定変更が必要です。
(VMwareの監視機能を使用する場合は、必須です!!)
Zabbixのバージョンを確認すると、、、
おぉ!「2.2.1」になってますね!!!
⑥ Zabbixサービスの起動
最後にZabbixサービス「zabbix-server」「zabbix-agent」を起動します。
初回起動時にDBが自動で更新されるので、
「zabbix_server.log」で更新が完了した事を確認し、
Zabbix画面を起動してみましょう!!!
これで完了です!!!
次回は、今回バージョンアップした「2.2」の機能を使って、
「監視対象機器の自動登録を実際にやってみた!」です!!!
ではまた!!良いお年を!!!